心頭を滅却すれば火もまた涼し
快川紹喜(かいせんじょうき)
無念無想の境地に至れば、火も熱くは感じなくなる。どんな苦難にあっても、それを超越した境地に至れば、苦しいとは感じなくなるものである。
甲斐恵林寺の快川紹喜(かいせんじょうき)が織田信長に攻められ火をかけられた時に、この偈(げ)※を発したという。
「骨折していたけど、試合が終わるまで気づかなかった…」
スポーツ選手の逸話でよく聞きますが
何かを極めた先には
すごい世界があるものだなぁと感心してしまいます。
楽しいことに夢中になっていると
食事を忘れてしまっていることがありますが
私の場合、せいぜいそんなところです。
心頭を滅却すれば
空腹もたま心地よし?
ちなみに
その反動でドカ食いしてしまうのが
いつものオチなんですけどね…
※快川紹喜(かいせんじょうき):戦国時代から安土桃山時代にかけての臨済宗妙心寺派の僧。
甲斐の武田家と深く関わり、武田信玄死去の際は大導師として葬儀を行なった。(喪主は勝頼)
※偈(げ):一般的には詩句のこと。仏教では経典は論書の中に現れる韻文の部分を言う。
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